2012/11/27

『山口晃展』 於:美術館「えき」KYOTO



美術館「えき」KYOTO - ジェイアール京都伊勢丹





連休前の木曜日、仕事終わりで行ってきました。山口さんの絵、現代作家の中では好きな方なので。

正式名が長くて『平等院養林庵書院 襖絵奉納記念 山口晃展 ~山口晃と申します 老若男女ご覧あれ~』と言います。

名前の通り、平等院の塔頭に襖絵を奉納されたので、その記念に山口さんの作品を多種展示しています。

以前見たものもあったり、初めて見るのもあったり。

襖絵と関連する作品は、最後に下絵が1枚あるきりでしたが、今回の展覧会の主旨は名前にもあるように「山口晃とはどんな画家か」を紹介するものだと思うので、初めて彼の作品を見る方にいいと思います。



こちらのブログにその襖絵の写真がいくつかあります。→弐代目・青い日記帳「山口晃 平等院養林庵書院奉納襖絵




初めて見て興味深かったのは、山口さんが描いた本の挿絵。

『親鸞』(五木寛之著)の京都新聞連載時の挿絵が、一番数が多くずらっと並んでいました。京都なので、新聞連載を読んでる人もたくさん来るでしょうし、近くだからかもしれません。

わたしもお茶の先生に進められて前半の連載を読みました。

お話自体も読みやすく面白かったですし、山口さんらしい絵で、文章から普通に思い描く挿絵とは一味も二味も違うものが多かったです。


ギャグとか、まぁ普通は思いついても書きませんよね。改めて見て、挿絵ってこんなんでよかったっけ? と今更ながらの疑問が。

面白いし、いいんでしょうね^^



ほか2作の挿絵は初めて見ましたが、どちらもきれいでかわいらしいものでした。

キーンさんの作品の挿絵には、キーンさん(と見られる人物)もいて、マンガチックで面白かったです。



個人的に惹かれたのは「メカごころ 山川草木にメカを見る」と書かれた作品、というか落書き。


検索しても画像が出てこなかったので、自分で携帯で撮ったんですが、暗くて見にくくて申し訳ないです。参考程度に。

あらゆるものの外装をメカ風に仕立ててます。「落書き」って書いてあるw 本当に好きなんだろうなぁと思いながら見てました。

実際のメカニズムではなく、外見・外装がメカチックであること、ボルトや硬質さがでていることが重要なんだと思います。

わたしもこういうのが好きです。SFも好きだし、工事現場にあるクレーンとか、意味もなく見ていることが多いです。

クレーン、けっこう好きです。長いし。見かけるとだいたい止まってることが多いんですが、動いてるとよりいいです。

そういうところも、わたしが山口さんの作品を好きな理由の1つかもしれません。



キャンバスを縦横自由に組み合わせて、画面を広げているのも多くあった。キャンバス自体は横長の長方形ですが、好きなところに好きなだけ伸ばしていました。




古風な中に現代の要素が入っていて、新旧入り混じっているようでもあるし、風刺(新旧どちらに対しても)しているようでもあるし。

言葉が見つからなくて説明できませんが、単純に古いものの構図に新しいものを埋め込んだだけではないと感じています。

すみずみまで細かく書き込まれているので、どれだけ見ていても飽きません。



割合、たくさん作品が並んでいたので、冒頭にも述べたように、初めて山口さん作品に触れる方にはとてもいいと思います。

12月1日・2日には平等院に奉納された襖絵も見れますし(現地で)、合わせてご覧になれば、より楽しいのではないかと思います。

わたしは襖絵の拝観日に宇治に行けないのが残念です。気づくのが遅かった;;


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