2018/04/29

"PUZZLE" MONSTA X


@UNIVERSAL MUSIC JAPAN

今月リリースされたMonsta Xの日本1st Album『PUZZLE』の表題曲です。韓国の楽曲にはあまりない明るく初々しい感じの曲で、なかなかいいです。

日本語バージョンの曲も多数収録されていますが、"SPOTLIGHT"を始め、アルバム1曲目の"Killin' Me"も、かっこいいゴリゴリな感じの日本オリジナル曲も入っているので、全体的に聞いても、いいアルバムだと思ってよく聴いています。

日本語バージョンだけでもなく、本国活動とは全然毛色の違う普通のJ-Pop風でもなく、Monsta Xの持つ武器を活かしつつ、新しい雰囲気も盛り込んだ楽曲もあり、提供される曲から何となく、彼らだけの色を大切にしてくれているのが感じられて、ファンとして嬉しいです。要するに、アーティストとして愛されているなモンエクっていうのが分かって、嬉しいんですね^^

異国である日本での活動は、難しいことがいろいろあると思うのです。韓国の音楽業界と日本のそれとは全然違うと思うので。

長らく韓国アイドルの日本活動を追うことはほぼなかったのですが、どのグループにせよ、市場規模の大きな日本での活動は必至だとは言っても、ファンが居るから活動できるのであり、活動するには言葉にしろ曲にしろ努力が必要なのであり、日本語バージョンがどうとかこうとかあまり文句ばかりもいけないなと反省しています。






日本ツアーも始まりました! 福岡、名古屋と1日ずつが終わって、次は大坂です。2日間とも行きます! 超絶楽しみです\(≧▽≦)/

欧米にも活動の幅が広がってきていると言っても、本国以外で一番活動の幅が多いのは日本ですからね。彼らの努力の結晶を存分に享受したいと思います。

モンエクは全員、日本語の発音が驚くほど良いです。クリパの時も驚いたけど、今回のアルバムを聞いても違和感がなくて、すごいなぁ、と思いました。



"Aura"

@foreverkihyun

ジュホン作曲の収録曲。日本でリリースするために作ったものじゃないそうなので、韓国語バージョンでも聞いてみたいです。ナレーションはヒョンウォン。似合ってます。ナレーションはヒョンウォンかチャンギュンが似合います。



ツアーが楽しみすぎます。GWがここまで楽しみだったことは未だかつて無いかもしれないくらい緊張ドキドキ。しかも席運これで使い果たしたかな、っていうくらい良席で、ああ嬉しい。ネームボードも作ったし。ウサギもカエルもハムスターも作ったし。単にハンドメイドが好きなだけなんですが。

ここまでモンエク好きになるとは思ってなかったんですが(←)、最高の7人です♥




2018/04/03

『トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために』 於:国立国際美術館





3月31日、堂島リバーフォーラスにて、B.A.Pの3rd Album『Massive』リリースイベントがあったので、それに行ったついでに、橋を挟んで中之島にある美術館にも行けるな、と思って行ったのでした。そしたら、どっちがついでか分からないくらい、充実したアート体験となりました。

リリイベ自体は、フライングポッポ会という、はじめから謎なイベントだったので(他にも握手会、サイン会、ツーショットチェキ会もありますが、当たったのがフライングポッポ会だったのです)、試しに行ってみようという感じだったのもあります。相手がヨンジェですから。大好きですから、ヨンジェ。かわいいし、歌うまいし。ガッセのヨンジェと違ってツンデレだし。気分屋という噂でしたから、こっちも初めてだし、あまり期待はしていなかったのですが、見事に予想通りにあっさり感でした。まぁでも、思ったよりデカイんだなということや、ちゃん付けで呼んでくれたことや、間近できれいな顔が見られたので良しとしましょう。

さて、リリイベレポはこれくらいで、展覧会レポ。



展覧会もあまり期待はなかったんです。タイトルも説明も抽象的で空想的で、あまりそそられるものはなかったのですが、40周年記念だし、実を言うと着物を着ていたので、あっさり帰るのが嫌だったので、行くことにしたら、運良く無料観覧日でさらに見たことのない風景が多様にあったので、とっても面白かったです。

展示品は収蔵品を中心に、パフォーマンス・映像・体験など様々なもので構成されています。



《見せる:国立国際美術館のコレクションを巡るオーディオ・ツアー》
2018年 カリン・ザンダー

普通は絵や作品があって、そこに作者や年代が書いてあるキャプションがあるのですが、これは番号と作品名だけが壁に書いてあって、それを見る人はオーディオ機器を借りて、音声による説明を聞いて、その作品がどんなものか想像を膨らませる、というものです。

国立国際美術館の所蔵作家143名による、143の音声作品、音声ガイド機器、ヘッドフォン、参加作家名を記した壁文字

これすべてで作品1つです。

現代アートと呼ばれるものにあまり馴染みのない人は、こんなの誰でも出来るとか、意味が分からないとか、そういう感想を言いがちですが、この作品の意図するところのように、想像力や理解しようとする思考そのものが大事なのだと思います。そしてそれはアート全般に対して共通して必要なアプローチであると思います。考えること、考えさせること、それが目的というか重要なアートを構成する一部になっているのです。

誰でも真似は出来るけど、そのオリジナルを作り出すことが出来るのが、アーティストなのかなと思います。誰もが通り過ぎるところを立ち止まり、意味を見出し、価値を付けることであり、それを広めてスタンダードにできたら、それはもう誰もが立ち止まるアートになります。


《アンダーグラウンド #6304》 1999/2001年
畠山直哉

真っ暗で空気の淀んだ地下水道に、大きな灯りをぽつんと立てて、写真に撮る。切り取られた風景のようにも見えるそれは、どこか全く別の遠い場所のようだけど、そこはコンクリートの下に広がっている。

とても好きな作品です。どこが好きと言われてもよく分からないけれど、似たような別の作品をどれもこれも時間をかけて眺めていることが出来るのだから、好きなのだと思います。



《フローラ》 2017年
テリーサ・ハバード/アレクサンダー・ビルヒラー


同期した両面スクリーンの映像インスタレーション。片方に若いフローラ、片方は母・フローラを思い浮かべる息子。

ドキュメンタリー映画のようです。ジャコメッティが愛したというフローラという女性の生い立ちや恋愛、苦悩を描いた白黒映画、取材を元に制作されているはずですが、脚本と女優とストーリーがあります。片や、現代の80過ぎの男性が、母のことを語ります。取材風景を撮影した完全なドキュメンタリーで、実際のフローラの写真、記録、純然たる事実。

交互に語り手が代わり、映像は続き、フローラを見ていても未来の息子の声が聞こえるし、息子を見ていても、過去の若いフローラの声がする。だけど、同時に別の画面を見ることはできない。できないからこそ、想像するのです。重なり合う、過去と未来、若い母と年老いた息子、相反する世界で語られる、世界でたった1人だけのフローラの物語。

30分あるのですが、両側から1回ずつ見て、この作品だけで1時間使っています。本当はあと1回ずつ見たかったですが、あまりに帰るのが遅くなるので止めておきました。

ジャコメッティが好きだから、彼に関係した女性の物語が気になるのかとも思いましたが、これはどこにでもあるようで、どこにもない、1人の女性の物語であり、芸術家とか時代とか著名作家との関わりとかそういうものとは関係のない、1人の人間のドキュメントです。



《これはプロパガンダ》 2002年 ティノ・セーガル

特に画像など無くて、でもご紹介しておきたいです。監視員のおばちゃんだと思っていた人(多分そうなんです)が、突然歌いだします。最初はびっくりします。発声なのか、メロディなのか、台詞なのか、それがパフォーマンスアートなのだと思います。



《雑草》 2006年 須田悦弘

柱のふもとの、床板が電源用に外れる場所に設置された草。床にある1ヶ所のガラスが気にならなければ、見えもしない作品です。こういうものを見ると、ふとした場所にある、何気ないものも、大切でかけがえのないものなのかもしれない、なんて感慨が湧いてきます。木に着彩したものらしく、サイズ可変だそうです。いろんな場所に、わざと気づかないような場所に設置して、探して遊ぶのも楽しそうです。

似たような作品で《チューリップ》というのも側にあります。これは上の方にあります。

この丸い絵は、イベントのひとつで、同じ風景を館内外で見つけて、クリップにコレクションしていこう、という感じのものです。気になったので、わたしもやってみました。絵だけ見ていると、どういうことか分からないのですが、実際にその場所に出会えば、理解できます。開館40周年ということで、美術館をもっとよく見てもらおうという企画だと思います。展示品の絵より、建物の絵の方が多かったように思います。



《至点》 1968年 ロバート・ラウシェンバーグ

中にいる人は普通の観覧者です。朝に配られる整理番号を持っていたら、中に入れるそうです。この作品は写真が撮れます。サイドは開いていて、自動ドアです。修理されていて、この度とても久しぶりに展示されたそうです。

外から見ていてもきれいですが、中にはいると、とても明るくて、見え方が違うでしょうね。残念ながらわたしは整理番号を持っていなかったので、中には入れませんでした。中に入れることと、作品に触れることは違います。これから行く人は是非中へ。



全然期待していない展覧会だったんですが、国立国際美術館は比較的好きな美術館なだけあって、40周年記念も外れではなかったです。現代アート、けっこう好きなのかもしれません。思考することは嫌いではありません。疲れてしまうので、考えなくてもいいようなモノづくりしかほとんどしませんが。お金を取って見てもらうモノって、何にしても、説得力がないと駄目なんです。だから?って問われた時に答えを返せないものは、ただのモノです。



3月31日は会期中唯一の無料観覧日だったので、超ラッキーでした^^ ありがとうB.A.P。なので、浮いた観覧料分、もう1回行ってもいいかなぁ、なんて思っています。1日中いれそうです。疲れるから止めておきますが。


関西はちょうど桜が満開です。春です。新しい生活、がんばります。

Blogは本当にご無沙汰してしまうかもしれません。語るということのエネルギーがあまりないです。アウトプットができないのはどういうことかしら。でもまぁ、ぼちぼち、気が向いたら更新します。