2016/05/29

『光紡ぐ肌の ルノワール展』 於:京都市美術館



GWに帰省した際に見た展覧会の1つ。モネと一緒に見ました。そしてどっちかというとルノワールの方がいいな、という結論に達したのでした。

でもなんか、記事を書くために改めて見てみると、何となくぱっとしない…?

わたし、それほど印象派の画家に思い入れがないので、そう感じるのかもしれませんね^^;

しかも、今東京で、天下のオルセー美術館・オランジュリー美術館が所蔵するルノワールの展覧会がやっているので、そっちのがそりゃもう代表作だらけなものだから、すごいと思うだろうな、という…。京都もがんばったんですが、やはり東京には勝てない。



そんなこんなで、気を取り直して、(大分間が空いたけども)レポもどきを。



《白いエプロンのリュシー・ベラールの肖像》 1884年

ルノワールの得意分野は子供と女性。彼が個人的に一番美しいと思うのは「女性の身体」だということです。

この絵はずいぶんとのっぺりとしていて、とても丁寧に描いたんだな、と思います。愛らしさはありますが、ちょっと違和感? 筆致が残っていて、複雑な色の重なりあいがあるほうが活き活きと見えます。

髪の毛のふわふわ感がとてもすばらしいです。



《猫を抱く女》 1875年頃

猫が可愛らしい作品。個人的にはこういう感じのルノワールが一番好きです。筆致が残って、けど雑な感じは無くて、白い服、柔らかい肌、金髪、そんな中で複雑に色が絡み合っているけれど、見る人にそれが何かをちゃんと見せる感じ。

ルノワールの作品で一番好きなのが《エチュード、トルソ、光の効果》だったりするんですけど(東京に来てるんですけど…)、単純だけど複雑な画面が好きです。




ルノワールの晩年は、モネ同様色が濃くなっていくのと、女性がぶくぶくしてくるのが特徴(?)です。ふくよかな美しさとは言えるし、そう感じるのもあるけれど、ここまで行くと、でっかいな、と思います…。

モネもルノワールも、好きな作品はあるし嫌いじゃないんだけど、それと晩年の作品とのギャップがあるところが、好きと素直に言えない由縁です。

いやでも好きです^^;

東京のルノワール展にも行ってみたい。でも、カラヴァッジョは諦めたんです…。6月12日までなんですが、行ける時がない>< それなのに、ルノワールには行くなんて、そんなことできません! あぁ、でも8月22日までもあるし、夏はセブチのライブがあるし、それに東京行くかもだし…でも…。

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お金とポイントは使うために貯めているのです。使い所が悩みの種ですね。



GWにはあと、『信貴山縁起絵巻』と『ピカソ、天才の秘密』に行っています。レポ書くのは『ピカソ』の方だけになりそう。それと、名古屋のギュのソロコンに行ったので、そのレポもまた書きます!


2016/05/14

『モネ展』 於:京都市美術館


GWの帰省は美術館三昧でした。29日は京都市美術館に行って、モネ展とルノワール展、30日は奈良博へ行き、国宝の信貴山縁起絵巻、5月1日は大阪でピカソとミッフィー。

図らずも三都物語の様相。見たものも、和物、洋物、キャラクターまで、我ながら雑食過ぎるラインナップ^^;

でも、とっても楽しかったです!

どれもとてもよかったので、レポなど書きたいと思います。



《テュイルリー公園》 1876年

今回の展覧会に展示されている作品は、フランスのマルモッタン・モネ美術館所蔵のものです。その美術館において、印象はコレクションの誕生のきっかけとなった作品だそうです。

期間の前半は《印象、日の出》が展示されていて、後半はこの《テュイルリー公園》が展示され、わたしが見たのはこっちです。《印象、日の出》の方は、以前どこかで見たことがあるので、それよりも、初めて見るこちらの作品の方が見れて良かったです。

俯瞰で見る作品というのは、この時代珍しい気がします。視線が高いと、同じ風景画でも、とても開けて見えて、公園の広さとか、街並みとか、そういうのが感じられます。

昼の眩しい日差しまで伝わってくるような、とても明るい画面でした。なんでこんなに明るく見えるのだろう、と思ったら、他の作品と違い、白っぽいライトが当たっていたようでした。

まぁ、ライトの効果も多分にあるだろうけど、印象派という名の通り、日差しの下で描いたのだろうということが感じられる、とてもすてきな作品です^^



《劇作家フランソワ・ニコライ、通称クレルヴィル》 1858年

若い日のモネは、授業中に風刺画ばかり書いていたそうです。わたしも落書きばかりしていたので、その気持ちはよく分かりますw 好きな授業しか、ちゃんと聞かない、っていうね。

モネの凄い所は、その風刺画を画廊で売って、パリに上京する資金に出来た所ですね。



《睡蓮》 1907年

もちろん《睡蓮》も多数展示されていました。モネは晩年、目も悪くなって、リウマチで手も上手く動かなくなってしまい、とても描くことに苦労しただろうと思われます。

なので、晩年になるほど、筆致が荒くなって、何が書いてあるか分からないくらいになっていくのですが、個人的にはそうなる前、水と花と葉、それぞれの色が多少乱雑な筆跡の中にバランスよく浮かび上がっている作品の方が好きです。

チラシにもなっている《睡蓮》とこちらの《睡蓮》、ここらへんまでが「良いモネ」の境界かな、なんて勝手に思っています。



《日本の橋》 1918-24年

ここらへんまでになると、最早タイトルが付いていなければ、何が書いてあるのかも分からないですね。橋、睡蓮が多いんですが、目が悪いせいなのか、赤、黄などの強い色が多くて、見ていてチカチカします。

見ようによってはいいのかもしれませんが、わたしはあまり好きではないです。それを再確認しました。



1つの美術館で、モネとルノワールをどちらも見ることができたGWでした。そして、どちらも見た結果、ルノワールの方が好きである、という結論を得ました。モネもけっこう好きだと思っていたんですが、比べると、終始安定したルノワールの方が好きになれる作品が多いようです。

モネもとてもすばらしい画家です。ただちょっと、筆致が荒すぎる時があります。

印象派は見慣れるほど見過ぎている程ですが、1人の画家をまとめて見るというのは、その人の人生とか作風の変遷も見れて面白いです。

自分の好みも再確認できて、これはこれで、行ってよかったな、と思う展覧会でした^^


2016/05/09

"끄덕끄덕" Nam Woohyun (남우현) [Infinite]


@woolliment

本日9日にリリースされたピニのメインボーカル、ウヒョンくんもソロデビューアルバム『Write..』のタイトル曲です。

聴き惚れました♥ すごくきれいな曲で、きれいな声で、とっても良かった!

ピニの曲というとダンスチューンとかポップとか、バラードでもけっこうポップ寄りな感じの曲なので、こういうとても優しい、穏やかな曲というのはソロならではかな、と思いました。ソンギュくんや他のメンバーではなく、ウヒョンくんならでは、という感じもしています。



MVは福岡で撮影されたみたいですね。柳川ってどこだろう、と思って検索してみたら、福岡でした。北原白秋の出身地。川下り、とても景色がきれいでいいな、と思いました^^






『Write..』 Album Preview

@woolliment

アルバムにも優しい感じの曲が揃っていますね。

彼らしい、という程、彼のことをよく知っているわけではないのですが、そんな印象です。



ソロデビューおめでとう!!




2016/05/07

2016 月刊ユン・ジョンシン4月号 "Billy"


@월간 윤종신

5月になってしまいましたが、月刊ユン・ジョンシン4月号です。

タイトルの「Billy」はビリー・ジョエルのこと。この曲は、ジョンシンが影響を受けた歌手、アーティストたちへの感謝の曲です。

他にも、玉置浩二、山下達郎、デイヴィット・フォスター、バリー・マニロウなどがいるそうです。彼らのようにはなれなかったけれど、彼らとも違う、自分だけの音楽があることに気付けた、という感謝の気持ちもあります。

憧れの人がいる場合、その人のようになりたい、と思うのは当然ですが、やっぱりなれないんですよね。その時に、不貞腐れるのか、怒るのか、悲しむのか、開き直るのか、受け入れるのか、それはその人の正確にもよるけれど、わたし個人的には、ただありのままを受け入れるのが自然かなと思います。

自分は自分で、憧れのあの人も持たない何かを持っているのだと思いたいし、実際にあるはずなんです。