2016/05/14

『モネ展』 於:京都市美術館


GWの帰省は美術館三昧でした。29日は京都市美術館に行って、モネ展とルノワール展、30日は奈良博へ行き、国宝の信貴山縁起絵巻、5月1日は大阪でピカソとミッフィー。

図らずも三都物語の様相。見たものも、和物、洋物、キャラクターまで、我ながら雑食過ぎるラインナップ^^;

でも、とっても楽しかったです!

どれもとてもよかったので、レポなど書きたいと思います。



《テュイルリー公園》 1876年

今回の展覧会に展示されている作品は、フランスのマルモッタン・モネ美術館所蔵のものです。その美術館において、印象はコレクションの誕生のきっかけとなった作品だそうです。

期間の前半は《印象、日の出》が展示されていて、後半はこの《テュイルリー公園》が展示され、わたしが見たのはこっちです。《印象、日の出》の方は、以前どこかで見たことがあるので、それよりも、初めて見るこちらの作品の方が見れて良かったです。

俯瞰で見る作品というのは、この時代珍しい気がします。視線が高いと、同じ風景画でも、とても開けて見えて、公園の広さとか、街並みとか、そういうのが感じられます。

昼の眩しい日差しまで伝わってくるような、とても明るい画面でした。なんでこんなに明るく見えるのだろう、と思ったら、他の作品と違い、白っぽいライトが当たっていたようでした。

まぁ、ライトの効果も多分にあるだろうけど、印象派という名の通り、日差しの下で描いたのだろうということが感じられる、とてもすてきな作品です^^



《劇作家フランソワ・ニコライ、通称クレルヴィル》 1858年

若い日のモネは、授業中に風刺画ばかり書いていたそうです。わたしも落書きばかりしていたので、その気持ちはよく分かりますw 好きな授業しか、ちゃんと聞かない、っていうね。

モネの凄い所は、その風刺画を画廊で売って、パリに上京する資金に出来た所ですね。



《睡蓮》 1907年

もちろん《睡蓮》も多数展示されていました。モネは晩年、目も悪くなって、リウマチで手も上手く動かなくなってしまい、とても描くことに苦労しただろうと思われます。

なので、晩年になるほど、筆致が荒くなって、何が書いてあるか分からないくらいになっていくのですが、個人的にはそうなる前、水と花と葉、それぞれの色が多少乱雑な筆跡の中にバランスよく浮かび上がっている作品の方が好きです。

チラシにもなっている《睡蓮》とこちらの《睡蓮》、ここらへんまでが「良いモネ」の境界かな、なんて勝手に思っています。



《日本の橋》 1918-24年

ここらへんまでになると、最早タイトルが付いていなければ、何が書いてあるのかも分からないですね。橋、睡蓮が多いんですが、目が悪いせいなのか、赤、黄などの強い色が多くて、見ていてチカチカします。

見ようによってはいいのかもしれませんが、わたしはあまり好きではないです。それを再確認しました。



1つの美術館で、モネとルノワールをどちらも見ることができたGWでした。そして、どちらも見た結果、ルノワールの方が好きである、という結論を得ました。モネもけっこう好きだと思っていたんですが、比べると、終始安定したルノワールの方が好きになれる作品が多いようです。

モネもとてもすばらしい画家です。ただちょっと、筆致が荒すぎる時があります。

印象派は見慣れるほど見過ぎている程ですが、1人の画家をまとめて見るというのは、その人の人生とか作風の変遷も見れて面白いです。

自分の好みも再確認できて、これはこれで、行ってよかったな、と思う展覧会でした^^


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