2012/07/29

120728 着物お稽古日記

この日、上級のペーパーテストでした;;

あまりできなかったです…。勉強を熱心にしてない自分が悪いんですが、でもちゃんと資料を見てたんです。見てたけど、頭に入ってこなくて…。

再来週はいよいよ実技テストです。

「問題ないね」と先生から言われてて、このままのイメージを保てれば大丈夫だと思いますが、本番となると何が起こるかわかりませんから。

ま、がんばります!



お稽古の次は、着物や帯を「濡れ描き」という技法で作っている工房への見学会へ、先生や一緒に習っているお生徒さんたちと一緒に行きました。

大徳寺そばにある『遊水庵』さんです。

濡れ描きはそのとおり、生地を水で濡らしてから色を載せる書き方です。












狭いと言えば狭いところで職人さんが作業されてました。ここは、白生地から最後の仕上げまで一貫して作っているそうで、そうすることでより細かいクライアントの要望に答えられるそうです。

作家さんや職人さんがひとつずつを手作業で作っていました。

ものを作るって、出来上がりだけを見ると華やかで鮮やかですが、それができるまでの過程というのは、地味で地道で根気と粘り強さが必要です。

わかっていましたが、それを目の当たりにして、とても勉強になりました。

工房見学は初めてだったので、楽しかったです。

こういう見学会や勉強会が、わたしの行っている学院ではよくあるので、ただ着方を学ぶだけでなく、着物そのものの勉強もできるので、ありがたいです。





見学会のあとは帰る予定だったのですが、先生が「講演会のチケットが余っているから行かない?」と言われたので、タダだし、1ドリンク付だと言うことなので、よくわからないままついていくことにしました。

行ってみたら、講演会は経済人クラブ主催で、講師は千住博さんでした。

美術の人としか聞いてなかったので、嬉しい驚きですね^^











Waterfall 2009


この滝の絵の連作が有名かと思います。

東京出身ですが、母方が角倉さんだそうで、京都でむちゃくちゃ歴史のあるお家の血縁と知ってびっくりです。

お話もとてもよかったです。

日本の芸術とは美とは何か、ということを現在NYにお住まいの千住さんならではの視線で語ってくれました。

まったく正反対のものでも調和しお互いに歩み寄り一つになることが芸術であること、絵画を見て感動することと、おいしいものを食べて感動することは同等の価値があること、美とはコミュニケーションであり、すなわち人間であること。美とは調和する知恵であること。

要約するとこんな感じなんですが、なんだか脈絡ないですね^^;

とても興味深い良いお話でした! 経済人でないので、普通なら聞くことのできない講演を聞くことができて、チケットが回りまわって私のもとに届いたのもご縁かと思います。

身となり血となり細胞にまで浸透していって、いつかどこかでこれが力になればいいなぁと思いました。



一日中、着物を着て、暑くて大変疲れましたが、とても充実した良い一日でした♪

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