本日は、着付けの先生や生徒さんたちと一緒に、大原にある草木染め工房で藍染体験をしてきました!
藍の生葉染めと言われるもので、1年のうちで、8月・9月頃の2ヶ月くらいしかできないそうです。時期も限られているし、葉っぱを摘んでから、染めて、仕上げまでけっこう時間がかかるので、あまりしないそうです。
きもの学院らしく、帯揚げを染めます。
大原は京都市の北にある地域で、三千院とかがあります。
京都市内とは思えないくらいのどかで、言っちゃ悪いですが、田舎です^^;
まずは、工房から5分くらいのところにある畑で藍の葉っぱを摘みます。1人、洗面器いっぱいになるくらいまで。
葉っぱと茎をわけます。藍は葉にだけ色素があるので、茎は使えないので捨てます。
写真、左が葉っぱで、右はその葉っぱを細かくちぎったものです。細かいほど、後で汁を揉み出すときにいいそうです。
この2つの工程が、まぁ地道で地味で、でもしんどいという。
ほとんど外でしましたが、とっても晴れていて、汗をたらたら暑い中大変でした。まだ半ばなんですが。
ちぎった葉っぱが入った洗面器に水と塩をいれて、揉みます。
揉み揉みこすり合わせて、色を出していきます。色と同時に泡立ってきます。もうこれくらいでいいかな、と思って工房の人に見てもらったら、「まだいかんねぇ」と言われ、泣く泣くまた揉み揉みを続けました;;
この揉みが一番疲れました。力が足りないと泡立ちもよくない、と言われたんですが、相当の力を出してやってるつもりでも、「まだいかん」と言われるくらいだから、他の人のちから加減を知りたいです。
揉み出した葉っぱと汁に、また水を加えてミキサーにかけて、絞ります。
この写真は絞った液に帯揚げを浸けて染めているところです。
人の手で、手袋をしてますね。わたしは素手でやりました。そしたらこんなに。
藍だし、その絞り汁で、手・爪が染まってしまうことはわかってて「まぁいっか」と手袋はしなかったんですが、実際に染まったのを見てみると、なんだかゾンビみたい。アバターだ、とも言われました。確かにね^^
染めて、絞って、ちょっと空気に晒して、という一連の工程を4回繰り返してから、水で洗います。
流水でじゃぶじゃぶ、布から色がでなくなるまで、3・4回洗いました。
洗ったあとは干します。17人(だったと思う)で行ったので、みんなの作品がずらりと並びました。同じようにしたのに、ちょっとずつ色が違います。
工房の人も、違うから面白いって言ってました^^
わたしのは縦長の写真の左側のものです。やっぱり揉みが足りなかったのか、色が薄いです。でもまぁ、これはこれできれいです♪
暑いのですぐ乾きました。乾いたら、中温でアイロンをかけて出来上がり!
洗った直後より、乾いたらまたちょっと薄くなってました。
藍染だし、青くなるのかと思ってたけど、葉っぱの色の緑色。暑い中、けっこうな重労働で、大変な思いをして作った帯揚げなので、満足です♥
お昼にいただいたお弁当も、大原のお野菜たっぷりで、とってもおいしかったです^^
乾くのを待ってるあいだにもコーヒーを出していただいたり、お心遣いもいっぱいいただきました^^
ほぼ炎天下で作業が続いたので、ありがたかったです。
途中、曇った時があって、「いっそ雨なら、屋根の下で作業できるのに」と思ったんですが、湿気が多すぎると、絞り汁が早くグレーに変わって、染に使えなくなってしまうそうです。晴れてないとダメみたい。
時期的にも気候条件的にも、とってもいい時に体験ができたのに、文句言ってすみません(_ _)
明日も休みでよかったです。思っていたより、疲れましたが、とっても貴重な体験、楽しかったです!
自分の手ですが、明日の朝起きたとき、びっくりしそうです^^;