2014/04/20

140419 茶道お稽古日記


昨日、1年ぶりに茶道のお稽古がありました。

先生がご高齢で1年以上前から体調がお悪く、去年4月のお茶会以降、お稽古をお休みされていました。そして今回、相変わらず体調はお悪い中、久しぶりに集まることになり、お稽古をしました。




お釜がかかっていて、お道具が並んで、みんなが集まって、お茶を飲む。

1年前は毎週のようにしていて、仕事でしんどいときなどは、適当に理由をつけてさぼったりもしましたが、1年ぶりにお点前をして、みんなでわいわいお話をするのはとっても楽しかったです!



和菓子だけ食べることもよくありましたが、やはり点てていただいたお茶と食べるお菓子はまた格別のおいしさです。






失って初めて、その大切さに気づく、という類のことがわたしは大嫌いで、今わたしが持っているもの・ことの大切さをいつも実感していたいと思っていたのですが、まだまだ至らないわたしは、嫌っていた話の通りになっていました。

茶道の楽しさや自分の人生における重要さは感じていたはずなのに、いつの間にか他の刹那的な楽しみの方を重視していたように思います。

4月19日のお稽古が、先生の元での最後のお稽古になりました。

この日から月1回のペースでも出来れば、と先生は思っていたそうですが、やはり体力的に無理だと判断されて、「今日で最後にします」というお話になりました。



わたしは先生の元に入門した最後の社中です。11年間、教えていただきました。他のお社中さんはそれ以上の年月、先生に習っていました。

多分、お稽古が再開されていても、学校や卒業制作のこともあって、あまり参加できなかったかもしれませんが、でも、もう先生の元に通うことがなくなるのだと思うと、とても残念で寂しくて名残惜しくて、お稽古が終わっても長い時間話し込んでしまいました。

ご高齢でご病気もお持ちの先生のことを思えば、無理はお願いできませんが、寂しい気持ちは尽きません。



わたしにとって茶道は、漆に触れるきっかけであり、着物や伝統工芸などの日本文化の再認識をした場所であり、日本がさらに好きになる始まりでもありました。

外国に憧れた時期もありましたが、今はどのような形であれ、これからもずっと日本の伝統の中で生きていきたいと模索しています。



今はまだたった1年後のことすら分かりませんが、先生のご長寿を祈りつつ、自分の選んだ道を歩んでいきます!

いつかまたどこかで茶道のお稽古も再開したいです^^


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