大竹しのぶさん主演の舞台『ピアフ』を見てきました。
大阪・森ノ宮ピロティホールで22日(金)~24日(日)の3日間あります。
お正月に姉が「見といた方がいい」というので、チケットを取ったのですが、その時すでに土日のチケットがどのサイトでも完売してて、金曜日しか買えませんでした。
とにかく「大竹さん、すごい!!」の一言に尽きます。
少女の頃から、年をとって死ぬまで、衣装もたいして変わらず、化粧も変えず、鬘もほとんどなくて、だけど、それぞれの場面でその年頃に一瞬にして変わって、装飾や説明なんてなくてもすんなりと場面に入っていけました。
何よりすごいと思ったのが、歌の場面です。
"Hymne à l'amour [愛の讃歌]"
@KeisEcho
こちらはピアフ本人のバージョン。
大竹さんは歌が上手な方ではないと思います。声の伸びはないし、高音は出てないし、音もはずしてました。
だけどすごかった!
「歌がわたしのすべて」ということが真実なんだと、歌を聴いていてひしひしと伝わってきました。
大竹さんの歌を「魂の叫び」と評した文章がありましたが、まさにそのとおり、心の中にはしまい込めない感情を、体の全身を使って叫んでいるような印象でした。
出演者の中で、歌が上手ですごいなと思ったのは藤岡正明さんです。
"帰れソレントへ"は本当にすばらしかったです♬
日本語詞の"Non, je ne regrette rien [水に流して]"(大竹さん)もとてもよかったです。
歌自体も歌唱も歌詞も。とても沁みました^^
「もういいの もう後悔しない 昨日の事は全て水に流そう
もういいの もう後悔しない 新しい人生が 今日から始まるのさ」
姉の言うとおり、見てよかったです^^
わたしは歌を聴くのが好きなので、いい歌やいい声を聴くと「すごいなぁ」と思うんですが、全身全霊で他人の人生を生きる(演じる)役者さんも、やっぱりすごいです。
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